【12月11日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は10日、グループG第6節が各地で行われ、オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)はメンフィス・デパイ(Memphis Depay)の同点弾でRBライプツィヒ(RB Leipzig)と2-2で引き分け、決勝トーナメント進出を決めたが、試合後には選手とファンが衝突する一幕があった。

 エミル・フォルスベリ(Emil Forsberg)とティモ・ヴェルナー(Timo Werner)にPKを決められ2点をリードされたホームのリヨンは、後半のウッサム・アウアー(Houssem Aouar)とデパイのゴールで追いついた。同組の他の試合でFCゼニト(FC Zenit)がベンフィカ(Benfica)に0-3で敗れたため、リヨンは16強に駒を進めることになった。

 しかし試合後、ピッチに侵入した一人のファンがDFマルセロ(Marcelo Antonio Guedes Filho)の退団を促すフラッグを掲げると、グラウンド上でリヨン選手と数人のファンが衝突する事態になった。

 キャプテンのデパイが男に近づいて旗をつかもうとすると、観客席から他のファンも下りてきて、GKアントニー・ロペス(Anthony Lopes)ら他の選手は男を取り囲んだ。

 ブラジル人DFのマルセロは10月のアウェーゲームでベンフィカに敗れた後、ポルトガル・リスボンの空港で過激派グループのファンと口論し、関係が悪化していた。

 ロペスは仏RMCスポール(RMC Sport)に対し、「これ以上何も言う必要はない。何かが起きたのは確かだが、内々で対応することだ」とコメントした。「今回の件は自分たちの中にとどまる。どうなるかはそのうち分かる。解決法を探す」 (c)AFP