【12月10日 AFP】カナダの年間最優秀スポーツ選手に贈られるルー・マーシュ賞(Lou Marsh Trophy)の受賞者が9日に発表され、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)の女子シングルスで優勝を飾るなど輝かしい一年を送ったビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu)が、テニス選手として初めて選出された。

 19歳のアンドレスクは今年、全米オープンの決勝でセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)を破り、カナダ人では初めて四大大会(グランドスラム)のシングルスを優勝。また、母国で開催されたロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2019)の決勝でもウィリアムスに勝利し、カナダ人選手としては50年ぶりの大会制覇を果たした。

 アンドレスクは「この賞を受賞できたことをとてもうれしく思う」「予想していなかった。テニス選手として初めて受賞できるなんてうそみたい」とコメントした。「2020年にどんなことが起きるのか楽しみだし、どんなときでも、最高のレベルでカナダを代表できることに誇りを感じる」

 ルー・マーシュ賞の受賞者は30人のスポーツ記者による投票で選出され、今年は満場一致でアンドレスクに決まった。(c)AFP