【12月10日 AFP】(更新、写真追加)チリ空軍機が9日、38人を乗せて同国南部から南極の基地に向け飛び立った後に消息を絶った。当局が発表した。同機は墜落したとみられている。

 C130機は午後4時55分(日本時間10日午前4時55分)、チリ最南端のプンタアレナス(Punta Arenas)にある空軍基地から離陸し、1時間余り後の午後6時13分に連絡が取れなくなった。

 チリ空軍の9日の発表によると、同機の搭乗者のうち17人が乗員で、21人が乗客だったという。

 同機は墜落したと考えられている。同軍は「同機との通信が途絶えた区域で(生存者の)捜索活動が続けられている」と発表した。

 搭乗者らは、南極のエドゥアルド・フレイ・モンタルバ基地(President Eduardo Frei Montalva Base)で後方支援業務に当たる予定だったと、同軍は明かしている。(c)AFP