【12月10日 Xinhua News】スマートフォン出荷台数世界4位の中国企業、小米集団(シャオミ、Xiaomi)が9日、同社製品の日本進出発表会を都内で開催した。

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 発表会では、同社国際部東アジア地域担当の王士豪(スティーブン・ワン)総経理が日本市場に進出する製品を詳しく紹介。1億画素と5眼レンズのカメラを搭載したスマホ「Mi Note 10」、リストバンド型ウエアラブル端末「Mi band 4」、容量1万ミリアンペア時(mAh)のモバイルバッテリー「Mi 18W 急速充電パワーバンク3」、遠距離操作ができるスマートIH炊飯器、スーツケースの計5種類をアマゾンジャパンを通じて販売することを明らかにした。

 世界90以上の国・地域で事業を展開しているシャオミは、スマホ出荷台数でサムスン、華為技術(ファーウェイ、Huawei)、アップル(Apple)に次ぐ世界4位となっており、IoTプラットフォームに接続するスマートデバイス数(スマホやノートパソコンを除く)は2億1300万台に上っている。王氏は「誠実な価格で素晴らしい製品」とのモットーの下、中国の新しい技術と高品質の「メード・イン・チャイナ」製品を日本の消費者に届け、シャオミのブランドを認めてもらいたいと、日本進出への思いを語った。

 プレゼンテーション後の質疑応答で王氏は、ハードウエア事業全体の純利益を5%以内に抑えるという同社のガイドラインについて、「ハードウエアではなく、インターネットサービスで利益を出したい」と理由を説明。今後のIoT関連製品の日本進出について、「どんどん投入していく」と日本市場への期待を示した。

 会場には今回進出した製品の展示スペースが設けられ、多くの人々がシャオミ製品を手に取って体験していた。また、日本の主要メディアなど200人余りの記者が詰め掛け、スタッフにしきりに質問する場面も見られた。(c)Xinhua News/AFPBB News