【12月9日 AFP】19NFLは8日、第14週が行なわれ、判定にも泣かされた王者ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)は16-23でカンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)に敗れ、連敗を喫した。

 ペイトリオッツは、第3クオーター途中に7-23とリードされたところから気持ちの入った反撃を見せたが、不利な判定が続いて大事な勢いを失った。

 特に第4クオーター序盤には、ニキール・ハリー(N'Keal Harry)がコーナーへのタッチダウンを決めたかに見えたが、アウトオブバウンズの判定で得点はならず。リプレー映像を見ると明らかにインプレーだったが、ビル・ベリチック(Bill Belichick)ヘッドコーチ(HC)はチャレンジを使い切っていたため、判定がそのまま維持された。

 ペイトリオッツはAFC東地区首位を守っているが、これで戦績は10勝3敗となっている。対するチーフスは9勝4敗とし、同西地区の優勝を決めた。

 ニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)も46-48でサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)に敗れたが、NFC南地区優勝のタイトルを獲得している。

 フォーティナイナーズはQBジミー・ガロポロ(Jimmy Garoppolo)がパス26本成功で349ヤードを獲得。残り1分で、ドリュー・ブリーズ(Drew Brees)のタッチダウンパスで46-45と逆転されたが、その後のドライブで37歳のベテラン、ロビー・ゴウルド(Robbie Gould)が30ヤードの決勝フィールドゴール(FG)を決め、劇的な再逆転で敵地のファンを黙らせた。

 これで戦績を11勝2敗としたフォーティナイナーズは、ロサンゼルス・ラムズ(Los Angeles Rams)に敗れたシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)に代わってNFC西地区の首位を奪還している。(c)AFP