【12月8日 Xinhua News】ニュージーランドの郵便事業を手掛けるニュージーランド・ポスト(New Zealand Post)は4日、来年の干支(えと)「子(ね)年」の切手を発行した。切手は4枚1組で、額面はそれぞれ1.3ニュージーランド・ドル(1NZD=約71円)、2.6NZD、3.3NZD、4NZD。同社はまた、毎年12セット発行する記念切手の一つとして、「子年」切手の小型シートと初日カバーも発売した。

「子年」切手のデザインを担当した李勃(Li Bo)さんによると、額面の小さい順に1枚目は、伝統的な中国書道を取り入れ、旧暦「子年」を祝う気持ちを強く表している。2枚目は、伝統的な中国の剪紙(切り絵)細工を採用し、中国の新年の特徴を色濃く表している。3枚目は、西洋人が最初にネズミをNZに連れてきた歴史を表現し「子年」と同国を結び付けている。4枚目は、多様な文化を持つ同国で中国の新年を祝うシーンを描いている。

 中国とNZの間では、貿易や人的・文化的交流が盛んに行われ、多くの中国系住民がNZで生活し、働き、学んでいる。それに伴い、中国の春節(旧正月)を祝う雰囲気も現地で年々強まっており、李さんのような中国系デザイナーに干支切手のデザインを依頼することは、NZで春節を祝う上で重要な要素となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News