【11月29日 AFP】カナダ最大都市トロントの複数の大学や繁華街で、無防備な人々に大便を無差別に浴びせたり、投げ付けたりしたとして同市在住の男が逮捕、起訴された。

 26日夜に逮捕されたサミュエル・オポク(Samuel Opoku)被告(23)は、いたずらと「武器」を用いた暴行計10件に及んだ罪に問われている。

 27日には大勢の傍聴人が待つ中、オポク被告が短時間ながら出廷した。

 警察によると、オポク被告は22日、大学図書館で席に座っていた母子にバケツ1杯の液体状の大便を浴びせた。24日には別の大学構内で男女2人に大便を投げ付け、25日にも同市中心部の通りでバケツに入った人の排せつ物を女性に浴びせた。

 警察は、25日に使用されたバケツを押収。病原体の有無を含め、バケツの中に何が入っていたか検査している。

 地元メディアは、25日の現場となった通りをホースで洗い流している消防士の姿や、工事現場用の黄色のヘルメットをかぶってバケツを運ぶオポク被告を捉えた防犯カメラの映像を報じた。(c)AFP