【11月27日 AFP】コンゴ民主共和国の首都キンシャサを襲った豪雨と土砂崩れにより、子ども1人が感電死するなどこれまでに41人が死亡した。同市の副知事が26日、明らかにした。

 副知事はAFPに対し、市内26地区のうち3地区が特に大きな被害を受けており、現時点の死者数はあくまで暫定的なものだと強調した。

 現地のAFP記者によると、市内レンバ(Lemba)地区では道路が長さ約20メートル、深さ約10メートルにわたって崩れた。

 アフリカ第3の大都市であるキンシャサは死者が出る洪水が多い。専門家は、基準に満たない建設工事やスラム街の存在によって洪水を防止できず、比較的多い死亡者の発生につながっていると指摘する。

 キンシャサの人口は過去20年未満で2倍に膨れ上がり、現在は約1000万人。多くの人が危険な住居に暮らしている。(c)AFP