【11月20日 AFP】シリアの首都ダマスカス上空で20日、同国の防空部隊がイスラエルの戦闘機から発射された「多数のミサイル」を迎撃した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が伝えた。

 SANAは軍事筋の話として、「イスラエル軍機は20日午前1時20分(日本時間同8時20分)、ダマスカス市近郊を標的に多数のミサイルを発射した」「われわれの防空部隊は猛攻撃に対抗し、敵のミサイルを迎撃した」と報じた。

 SANAは、この攻撃が「レバノンとパレスチナの領域」から行われたとしている。イスラエル軍機は時折、レバノン上空からシリアを攻撃している。

 ダマスカスのAFP記者によると、大きな爆発音が複数回聞こえたという。

 イスラエル軍のミサイル攻撃は、前日にシリアからロケット弾4発が撃ち込まれたことへの報復とみられている。(c)AFP