【11月18日 AFP】(更新)台湾の国防部(国防省)は17日、中国初の国産空母が台湾海峡(Taiwan Strait)を通過したと発表した。国防部は、空母を監視するため艦船や航空機を出したほか、米軍と日本の艦船も追尾していると明かした。

 総統選を来年に控える台湾の政府は、再選を狙う蔡英文(Tsai Ing-Wen)総統をけん制する意図があるとして非難した。

 一方、中国側は18日、同国初の国産空母が「通常」訓練と試験航行のために台湾海峡を通過したと発表した。中国海軍の程徳偉(Cheng Dewei)報道官はソーシャルメディアの公式アカウントで、「特定の目的のために行ったものではなく、現在の状況とは全く関係がない」と述べた。

 台湾海峡は、中国が初の空母としてウクライナから購入・改修し2012年に就役した「遼寧(Liaoning)」も今年6月に通過している。(c)AFP