【11月13日 AFP】米大リーグ(MLB)、2019年シーズンの最優秀監督賞が12日に発表され、ナ・リーグではセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)のマイク・シルト(Mike Shildt)監督が、ア・リーグではミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)のロコ・バルデッリ(Rocco Baldelli)監督が選出された。

 接戦となったナ・リーグの投票で、シルト監督はミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)のクレイグ・カウンセル(Craig Counsell)監督やアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)のブライアン・スニッカー(Brian Snitker)監督、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のデーブ・ロバーツ(Dave Roberts)監督らを抑えての受賞となった。

 また、ワイルドカードからワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)をワールドシリーズ制覇に導いたデーブ・マルティネス(Dave Martinez)監督は5位に入ったが、この投票が始まったのはポストシーズンの前だった。

 シルト監督はこの賞をカージナルスの選手とスタッフにささげるとし、「チームで手にした賞だ」「このチームの選手とスタッフを代表して受け取る。信じられないほど光栄」と語った。

 一方、ア・リーグの最優秀監督に選ばれたツインズのバルデッリ監督は、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のアーロン・ブーン(Aaron Boone)監督、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)のケビン・キャッシュ(Kevin Cash)監督、オークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)のボブ・メルビン(Bob Melvin)監督、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)のA.J.ヒンチ(A.J.Hinch)監督らを抑えての受賞。

 ア・リーグ中地区で101勝61敗という成績を収め、地区優勝を果たしたツインズのバルデッリ監督は、「今年は多くのことがとてもうまくいった。チームのおかげ」と話した。「本当に信じられないような一年だったが、個人としてこの賞は受け取らない。ミネソタ・ツインズの一員として受賞する」 (c)AFP