【11月12日 AFP】米国のジミー・カーター(Jimmy Carter)元大統領(95)が11日に入院した。最近何度か転倒したことで脳圧を下げる治療が必要だという。同氏が設立した非政府組織(NGO)、カーター・センター(Carter Center)が明らかにした。

 同センターは、カーター氏が11日夜、ジョージア州アトランタ(Atlanta)にある「エモリー大学病院(Emory University Hospital)に入院し、先日転倒した際の出血で上昇した脳圧を下げる処置を受ける」と発表した。治療は12日午前に行われる予定。

 カーター氏は快適に休息を取っており、妻のロザリン・カーター(Rosalynn Carter)さんが付き添っているという。

 1977年から1981年まで米大統領を務めたカーター氏は、10月初めに自宅で転倒し、頭部を14針縫うけがをしたが、翌日には目の周りにあざを作り頭に包帯を巻いた姿で、住宅問題に取り組む国際NGO「ハビタット・フォー・ヒューマニティ(Habitat for Humanity)」の活動にボランティアとして参加した。しかし同じ10月中に再び転倒し、骨盤を骨折したため入院し治療を受けた。(c)AFP