【11月12日 Xinhua News】中国のネット通販大手、京東集団(JDドットコム)がこのほど、今後3年間で4000億元(1元=約16円)規模の海外ブランド商品を輸入すると発表した。

 京東は2014年に米ナスダックに上場している。同社関係者によると、同社は中国で18年、第1回中国国際輸入博覧会が開催されて以降、1000億元規模の海外ブランド商品を直接買い付けたという。

 京東ビッグデータ研究院が発表した輸入ブランドの消費動向に関するリポートによると、19年第1~3四半期(1~9月)に京東の越境電子商取引(EC)サイトを通じて購入された商品の輸入先上位5位は米国、日本、ドイツ、オランダ、イタリアの順。売上高の伸びが最も大きかったのはメキシコの7.4倍で、ポルトガルの6.2倍、アイルランドの4.8倍が続いた。

 このほか、タイ産ブラックタイガーやチリ産サーモン、カナダ産ロブスターなどの生鮮食品が京東の越境コールドチェーンを通じて中国人消費者の食卓に届けられている。タイで直接買い付けたドリアンは京東の物流ネットワークに乗って、中国全土の300以上の都市で販売されている。

 ゼスプリインターナショナルのニュージーランド産キウイフルーツを例にとると、11月11日の「独身の日(ダブルイレブン)」に合わせたネット通販イベントで、ゼスプリはイベントが開始した11月1日だけで、京東の生鮮食品プラットフォームでニュージーランド産キウイフルーツ計33トンを売り上げた。(c)Xinhua News/AFPBB News