【11月11日 AFP】(更新、写真追加)先月の大統領選での不正疑惑をめぐって軍と警察の支持を失い、10日に辞意を表明した南米ボリビアのエボ・モラレス(Evo Morales)大統領が、自身に対する逮捕状が出ていると明かした。

 モラレス氏はツイッター(Twitter)への投稿で、「ある警官が、私に対して違法な逮捕を実行する令状を持っていると公言したことを、世界、そしてボリビアの人々に宣言する」と述べた。また「暴徒集団」が自宅を襲撃したとも述べた。

 モラレス氏はさらに「クーデターの一味が法の支配を破壊している」とも記した。

 辞意表明の演説を行うにあたり、モラレス氏は政治キャリアの原点だったボリビア中部コチャバンバ(Cochabamba)県のチャパレ(Chapare)地方へ飛行機で移動した。

 3週間にわたってデモを指導してきた保守派のルイス・フェルナンド・カマチョ(Luis Fernando Camacho)氏もツイッターで、モラレス氏に逮捕状が出ており、当局はチャパレでモラレス氏の行方を追っていると述べた。

 しかしウラディミール・ジューリ・カルデロン(Vladimir Yuri Calderon)国家警察長官は現地のテレビ局ユニテル(Unitel)に対し、そのような逮捕状は存在しないと述べた。(c)AFP