【11月11日 Xinhua News】中国国家発展改革委員会の何立峰(He Lifeng)主任と航空業界大手エアバス(Airbus)社のギヨム・フォーリ(Guillaume Faury)最高経営責任者(CEO)は6日、双方を代表して「産業協力の更なる発展に関する了解覚書」に署名し、双方は旅客機の、通路が一つしかないナローボディー機と通路が二つあるワイドボディー機の両分野で協力をより一層促進することで合意した。

 エアバス関係者によると、同社天津(Tianjin)工場のA320型ナローボディー機最終組み立てラインの生産能力を50%アップさせ、生産ペースを今年末までに月6機に引き上げる。2020年下半期からは、同工場のワイドボディー機の完成・引き渡しセンターで、A350XWBワイドボディー機のキャビン取り付けや塗装などの作業を開始し、2021年に最初のA350型機を納入する。

 中国の航空市場には巨大な潜在力があり、中国の国際航空輸送量は、過去10年でほぼ倍増している。同社の最新の世界市場予測によると、中国では今後20年間で7560機の航空機新需要が見込まれている。(c)Xinhua News/AFPBB News