【11月1日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2019)で総合優勝したオット・タナック(Ott Tanak、エストニア)が31日、ヒュンダイ(Hyundai)と2年契約を結んだ。タナックは4日前にトヨタ(Toyota)で初の年間王者に輝いたばかりだった。

 トヨタに2シーズン所属した32歳のタナックは、2013年、そして2016年から2018年まで総合2位に入ったティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)と共にヒュンダイからフルシーズン参戦する。3台目はダニ・ソルド(Dani Sordo、スペイン)と総合9連覇の実績を誇るセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)がシェアする。

「2020年のWRCシーズンからヒュンダイに加入することに興奮している」と喜んだタナックは、「お互いエキサイティングなキャリアの段階で、チームに加わる機会を持てたことは、自分としては非常に誇らしい。ヒュンダイが成し遂げてきたことには大きな敬意を持っている。何シーズンにもわたってしのぎを削ってきた」と続けた。

 14戦で構成される2020年のWRCは、来年1月23日から26日に開催されるラリー・モンテカルロ(Rallye Monte-Carlo 2020)で開幕し、同11月19日から22日にかけて行われるラリー・ジャパン(Rally Japan 2020)で閉幕する。

 なお、2020年シーズンはラリー・ジャパンに加え、サファリ・ラリー(Safari Rally Kenya 2020、7月16日〜19日)とラリー・ニュージーランド(Rally New Zealand 2020、9月3日~6日)が復活する。(c)AFP