【11月1日 AFP】シリアでイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)容疑者を死に至らせた米軍の急襲作戦に従事し負傷した「英雄犬」が来週、ホワイトハウス(White House)を訪れ、帰国の歓迎を受けることになった。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が10月31日、明らかにした。

 トランプ氏は、このベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノアの軍用犬の名前を「コナン(Conan)」と公表した。名前は先週末の急襲作戦を実行した特殊部隊の特定に利用される恐れから、これまで機密として厳重に保持されてきた。

 トランプ氏は、自身がコナンに名誉勲章を授けているようにみえる合成写真をツイッター(Twitter)に投稿し、「米国の英雄」との文言を添えた。

 さらに、「とてもかわいらしい気晴らしはさておき、『本物』のコナンは来週、中東を離れホワイトハウスに来る予定!」と明らかにした。

 コナンの予定はそれ以上明らかにされていないが、トランプ氏は、100年超ぶりの犬を飼わない米大統領として知られている。

 米軍制服組トップのマーク・ミリー(Mark Milley)統合参謀本部議長は今週、英雄犬は全快の見込みで、すでに担当者のもとに戻ったと述べていた。(c)AFP