【10月29日 AFP】米軍制服組トップのマーク・ミリー(Mark Milley)統合参謀本部議長は28日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)容疑者に対するシリアでの急襲作戦で、男2人を捕虜として拘束したことを発表した。バグダディ容疑者はこの作戦で死亡している。

 ミリー議長は米国防総省で開いた記者会見で「成人の男2人が攻撃目標から生きて連行された」と述べ、「われわれが拘束している。安全な施設にいる」と説明した。一方、同議長は詳細を明かすことを拒み、拘束者の身元やバグダディ容疑者との関係については述べなかった。

 ミリー議長はまた、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が27日、バグダディ容疑者は最期の瞬間に「臆病者のように泣き叫んでいた」と述べたことについて、詳細は確認できないとし、「自分は発言の根拠となった情報源を知らない。ただ、隊員と直接話したのではないかと思う」と説明した。

 同議長は急襲作戦を撮影した映像について、機密解除手続きの後、一部が公開される予定だと述べた。(c)AFP