【10月20日 AFP】19-20ドイツ・ブンデスリーガ1部は19日、第8節の試合が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は首位ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)を1-0で下し、4位に浮上。FCアウクスブルク(FC Augsburg)と2-2で引き分けたバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に勝ち点で並んだ。

 ブンデスリーガ1部は混戦となっており、上位9チームが2ポイント差の中でひしめいている。このうち19日の時点で8チームが第8節を終え、勝利したのはドルトムントとフランクフルト(Eintracht Frankfurt)のみとなっている。

 敗れたメンヘングラッドバッハは、RBライプツィヒ(RB Leipzig)と1-1で引き分けたVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)に勝ち点16で並ばれたものの、得失点差で上回っているため首位を維持。バイエルン、ドルトムント、ライプツィヒが1ポイント差で2チームを追っている。

 なお、シャルケ04(Schalke04)は20日にアウェーで1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)に勝利すれば、首位に浮上する。

 ドルトムントは前半にトルガン・アザール(Thorgan Hazard)が古巣からゴールを奪ったかにみえたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の際どい判定によりオフサイドで取り消された。しかしアザールは58分、走り込んだマルコ・ロイス(Marco Reus)に完璧なスルーパスを通し、この試合唯一となる得点をお膳立てした。

 85分にまたしてもVARでゴールが無効とされたドルトムントは、最後は3試合続いていた引き分けを止めるため、5バックや6バックを用いて勝利にこだわった。ロイスは試合後、「きょうは努力が勝利で報われて本当にうれしい。結果が別の方向に転じてもおかしくない試合だった」と喜んだ。

 一方、前節ホームでホッフェンハイムに1-2で敗れた王者バイエルンは、2試合続けて勝ち点を取りこぼした。

 アウクスブルクは試合開始30秒後、マルコ・リヒター(Marco Richter)が今季リーグ最速となる得点を記録し、リードを奪った。しかしバイエルンは14分、サージ・ナブリー(Serge Gnabry)のクロスからロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が8試合連続となるゴールをマークして追いついた。

 その後何度も決定機をふいにしたバイエルンは、49分にナブリーのゴールで勝ち越したものの、後半アディショナルタイムにセルヒオ・コルドバ(Sergio Cordova)にディフェンスラインをこじ開けられると、最後はアルフレズ・フィンボガソン(Alfred Finnbogason)に決められ、リーグ8連覇に向けて手痛いドローとなった。(c)AFP/Tristan RAYNER