【10月19日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)は19日、準々決勝が行われ、大会3連覇を目指すニュージーランドは46-14でアイルランドを下し、イングランドとの準決勝に駒を進めた。

 オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)は、アーロン・スミス(Aaron Smith)の2トライなど、前半で3トライを奪って試合の行方を決定付けると、後半にはさらに4トライを奪った。

 リッチー・モウンガ(Richie Mo'unga)がキックで11点を記録したオールブラックスは、W杯での連勝記録をこれで18に伸ばした。W杯での最後の敗戦は、フランスに18-20で敗れた2007年大会の準々決勝となっている。

 ニュージーランドがこれでアイルランドとの通算戦績を32戦で29勝に伸ばした一方で、アイルランドはニュージーランドとの直近3試合では2勝を挙げていたものの、この黒星でW杯史上最多となる7度目の8強止まりに終わった。

 超大型の台風19号(アジア名:ハギビス、Hagibis)の影響でイタリアとのプールステージ最終戦が中止となったニュージーランドは、13日に前に圧勝を飾ったナミビア戦以来の試合となっていた。しかしながら、東京スタジアム(Tokyo Stadium)ではさび付いた様子をみせることなく、アイルランドが太刀打ちできない絶妙なボール保持と、猛烈でぶ厚いディフェンスを披露し、見事な試合運びをみせつけた。(c)AFP