【10月18日 東方新報】中国の052D型駆逐艦「太原(Taiyuan)」が、台風19号(アジア名:ハギビス、Hagibis)で被害を受けた日本の人々に向けてお見舞いを表明したことについて、日本のソーシャルメディアで多くの「いいね!」が押されたと、中国人民解放軍の機関紙「解放軍報(PLA Daily)」が伝えた。

【関連写真】横断幕を掲げ、台風19号で被災した人々に見舞いの意を表す中国海軍ミサイル駆逐艦「太原」

「太原」は2018年就役の新型ミサイル駆逐艦で、アメリカ、インド、オーストラリアなどの国々の艦艇とともに海上自衛隊の観艦式に参加するため、10日に横須賀港(Port of Yokosuka)に入港した。

 しかし、12日から13日に日本を襲った台風19号の災害救助で、防衛省は14日の艦隊式を中止した。報道によれば、「太原」は台風を避けて大阪湾に避難したのち、東京の晴海埠頭(ふとう)(Tokyo Port)沖に14日午前10時頃に現れ、艦艇の左右に中国語と日本語で「台風の被災者を見舞い、被災地の早期復興を祈願する」と書かれた横断幕を掲げ、被害を受けた日本の人々に慰問の意を表した。

 解放軍報は16日、「1人のネットユーザーが、この『太原』の写真を日本のソーシャルメディアにアップしたところ、5時間で3600以上の『いいね!』が押され、1900件以上『シェア』された」と報じた。(c)東方新報/AFPBB News