【10月18日 AFP】男子テニス、ヨーロピアン・オープン(European Open 2019)は17日、シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は大会第8シードのパブロ・クエバス(Pablo Cuevas、ウルグアイ)を6-4、6-3で下し、準々決勝に駒を進めた。

 四大大会(グランドスラム)で通算3度の優勝を誇るマレーは、今年1月にキャリア続行の望みを懸けた股関節手術を行い、現在は本格復帰を目指している。

 最新の世界ランクで243位につけるマレーは、クエバスを相手にサービスゲームを一つも落とさず、1時間30分もかけずに試合を終わらせた。

 マレーは18日の準々決勝で、第3シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)から13本のサービスエースを奪い、6-4、5-7、7-6(9-7)で勝利したマリウス・コピル(Marius Copil、ルーマニア)と対戦する。

 マレーは「きょうは感覚が少し良かったし、ほとんどの場面でなかなか良いサーブが打てたと思う。ベースライン上でのラリーになったときは、とてもクリーンにボールを打てていたように感じたのは良いこと」とコメントした。

「彼のサーブが良かったからブレークするのは難しかったが、僕にとっては満足いく試合だったと思う」

 他の試合では、ワイルドカード(主催者推薦)のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)が前年大会で準優勝した第1シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)を6-3、6-2で下し、ツアー初の8強入りを果たした。

 18歳のシナーは準々決勝で、第7シードのジャン・レナード・ストラフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)にストレート勝ちしたフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)と顔を合わせる。(c)AFP