【10月17日 AFP】韓国の朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye )前大統領の罷免につながった広範な贈賄などに関わったとして有罪判決を受けたロッテグループ(Lotte Group)会長の辛東彬(シン・ドンビン、Shin Dong-Bin、日本名:重光昭夫)被告(64)の上告審で、同国最高裁は17日、二審判決を支持し、同被告の執行猶予が確定した。

 辛被告は、ロッテの免税店事業に対する政府からの優遇を求め、朴被告の友人が運営する財団に約70億ウォン(約6億4000万円)の賄賂を供与したとして禁錮30月の実刑を言い渡され、2018年2月に収監された。だが、控訴審では執行猶予に減刑され、同年10月に釈放された。今回、最高裁はこれを支持し、判決が確定した。(c)AFP