【10月17日 AFP】ブラジル北東部セアラ(Ceara)州の州都フォルタレザ(Fortaleza)で15日、7階建ての住居ビルが倒壊した。当局が明らかにした。少なくとも9人が行方不明になっており、消防隊が捜索活動を続けているという。

 建物は午前10時半(日本時間午後10時半)ごろ倒壊。居住者の大半は出勤して不在だったものの、内部と付近に計18人がいたとみられている。

 がれきの中から、これまでに9人の生存者が救出された。セアラ州知事は、死者は見つかっていないとしている。現時点では、倒壊の原因は不明。

 ある当局者は、倒壊した建物は「改修中だった」と明かしているが、詳細には触れていない。

 ブラジルでは、違法建築が目立つ貧民街で建物の倒壊事故が多発しているが、今回の現場は風光明媚(めいび)なイラセマ(Iracema)海岸に程近い、フォルタレザの高級地区。(c)AFP