【10月17日 AFP】パキスタンを訪問中の英国のウィリアム王子(Prince William)と妻のキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)は15日、首都イスラマバードにある首相府でイムラン・カーン(Imran Khan)首相から温かい歓迎を受けた。

 ウィリアム王子夫妻にとって同国への公式訪問は初めてだが、カーン氏は同王子の母親である故ダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)と親交があったため、ウィリアム王子は少年の頃にカーン氏と対面している。

 ウィリアム王子夫妻は笑顔のカーン氏と握手して交わしてあいさつした。

 首相府の発表によると、カーン氏は同夫妻との会談で、故ダイアナ元皇太子妃が慈善活動を支えてくれたおかげで「パキスタンの人々の間にはダイアナ元妃への愛情と好意がある」と振り返った。

 カーン氏は同王子夫妻と昼食を共にした後、同日午後に外遊のためサウジアラビアへに向かった。

 同王子夫妻は、5日間の訪問の最初の行事としてイスラマバードにある女子校を訪問。英ケンジントン宮殿(Kensington Palace)によると、同王子夫妻は今回の滞在で、若者たちに面会し教育を促進することを優先事項に置いていた。

 国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)によると、パキスタンでは学齢期の子どもたちの半数近くに当たる2300万人が、学校に通っていないという。

 映像序盤はカーン氏との会談、パキスタンの首相府が15日撮影・提供。中盤は女子校への訪問、PTV NEWSが15日撮影・提供。終盤はカラフルなオートリキシャ(自動三輪タクシー)に乗って歓迎セレモニーの会場に到着したウィリアム王子夫妻。15日撮影。(c)AFP/Aamir QURESHI and Muhammad DAUD