【10月16日 AFP】雪景色のなかを白馬にまたがり、北朝鮮の聖地・白頭山(Mount Paektu)に登頂する金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党委員長の新しい写真が公開され、重要な政策方針の発表があるのではないかとの臆測を呼んでいる。

 朝鮮中央通信(KCNA)は写真に添えた記事の中で、金氏の「謹厳な眼光」に言及。今回の聖地登山を北朝鮮において「大きい意義のある出来事」と称賛。さらに、同行した高官らが「またもや世界が驚き、わが革命が一歩前進する雄大な作戦が展開される」と確信したと報じた。

 韓国のシンクタンク、峨山政策研究院(Asan Institute of Policy Studies)の申範●(シン・ボムチョル、Shin Beom-chul、●はサンズイに育と攵)によると、金氏は過去にも大きな政治的決断を下す前に白頭山に登っていた。2017年12月の登山後には外交工作を開始し、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領との史上初の米朝首脳会談の実現にこぎ着けた。

 映像は16日提供。(c)AFP