【10月16日 AFP】米ドラマ「デスパレートな妻たち(Desperate Housewives)」の出演女優で、名門大学に娘を入学させるために賄賂を払った罪で禁錮14日を言い渡されたフェリシティ・ハフマン(Felicity Huffman)受刑者(56)が15日、収監された。

 俳優のウィリアム・H・メイシー(William H. Macy)を夫に持ち、アカデミー賞の候補になったこともあるハフマン受刑者は同日早朝、カリフォルニア州サンフランシスコから東に約55キロ離れたダブリン(Dublin)にある連邦刑務所に収監された。

 ハフマン受刑者の弁護人は「ハフマン氏は、自身が犯した罪に対してインディラ・タルワニ(Indira Talwani)判事が命じた刑罰の一つである禁錮刑に服す覚悟ができている」と述べ、「14日の刑期を終えて釈放された後に残りの刑罰、つまり250時間の社会奉仕活動を含めた1年間の保護観察が始まる」と付け加えた。

 今年3月に相次いで発覚した米名門大学への裏口入学スキャンダルでは、エリート層の子どもたちを入学させるために手の込んだ不正や贈収賄が広範囲で行われ、30人以上の保護者が訴追された。刑を宣告された中で執行されたのは、ハフマン受刑者が1人目。

 5月の裁判でハフマン受刑者は、大学進学適性試験「SAT」で娘の得点を水増しするために1万5000ドル(約160万円)を支払った罪を涙ながらに認め、禁錮14日と保護観察の他、3万ドル(約320万円)の罰金を言い渡された。(c)AFP