【10月16日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選は15日、各地で行われ、グループFのスペインはロドリゴ(Rodrigo Moreno Machado)の劇的なゴールでスウェーデンと1-1で引き分け、本大会の出場権を手にした。

 途中出場のロドリゴが後半アディショナルタイムに同点ゴールを挙げると、スペインの選手たちはタッチライン沿いで喜びを爆発させた。本大会の切符を手にしたのはスペインが6か国目となる。

 スウェーデンに乗り込んだスペインのロベルト・モレノ(Robert Moreno)監督は、「スペインのようなチームにとって出場権の確保はマストだが、それを達成することはやはり価値がある」「これでプレッシャーから解放され、取り組むための時間ができる」とコメントした。

 2試合連続のドローで勝ち点を20に伸ばしたスペインは、グループFの首位に立っており、2位スウェーデンに5ポイント差をつけている。また、ホームにノルウェーを迎えたルーマニアは終盤に失点し1-1で引き分けたため、勝ち点は14となって2位浮上の機会を逃している。

 グループDでは、ハリス・セフェロヴィッチ(Haris Seferovic)が序盤にゴールを奪ったスイスが、終盤にも相手のオウンゴールで加点し、アイルランドに2-0で勝利。本大会へのストレートインの望みを維持した。

 ホームでアイルランドを下したことで、スイスは1試合を残す首位アイルランド、2試合を残す2位デンマークと1ポイント差に迫った。アイルランドが本戦出場を決めるには、デンマークをホームに迎える来月18日の最終戦で勝利する必要がある。

 9月の試合でアイルランドと引き分けているため直接対決の成績で上回るスイスは、最後の2試合で格下のジョージア、ジブラルタルと対戦する。

 グループJでは、フィンランドがテーム・プッキ(Teemu Pukki)の2ゴールもあり、ホームでアルメニアに3-0で勝利。プッキは今予選8試合で7ゴール目となり、フィンランドは初の本戦出場に近づいている。(c)AFP/Terry DALEY