タンカー攻撃、イランが外国政府の関与主張 損傷の写真公開
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【10月15日 AFP】サウジアラビア沖で先週、イラン船籍の石油タンカーが攻撃を受けた問題で、イランのハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領は14日、首都テヘランで記者会見し、攻撃には外国政府が関与していたとの考えを示し、「敵対的な裏切り行為だ」と批判した。イラン当局は、損傷を受けた船体の写真を公表した。
イラン政府によると、イラン船籍の石油タンカー「サビティ(Sabiti)」は11日、サウジの港湾都市ジッダ(Jeddah)沖の紅海(Red Sea)海上で2度の爆発に見舞われた。
ペルシャ湾では船舶に対する攻撃が相次いでいるが、イラン船舶が攻撃を受けたのはこれが初めて。一連の船舶攻撃について、米国はイランの犯行と主張している。
ロウハニ師によると、イランは複数の「ロケット弾」がタンカーに向かって発射され、うち2発が命中したことを示す映像を入手しているという。
タンカーを所有するイラン国営タンカー会社(NITC)が公開した13日撮影の写真には、右舷の喫水線の上に開いた2つの穴が写されている。ただNITCは、攻撃がサウジ領土から行われたとの見方については否定した。(c)AFP/Amir Havasi