【10月15日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)で、開催国の母国をとんとん拍子に準々決勝へと導いたWTB福岡堅樹(Kenki Fukuoka)は、自身の技術はピアノによって磨かれたと自負している。

 日本が28-21の歴史的勝利を飾った13日のスコットランド戦で2トライの活躍を見せた福岡は、3歳でピアノを習い始めた。試合の合間に時間があるときはピアノの鍵盤をたたき、ベートーベン(Ludwig van Beethoven)の楽曲で気持ちをリラックスさせているという。

 ベートーベンのピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」がお気に入りだという福岡は、スコットランド戦を終えて「自分のステップの感覚はピアノのおかげ」と地元メディアにコメント。「このときのために、全ての時間をささげてきた」という27歳は、横浜で行われたスコットランド戦では50メートルをわずか5.8秒で駆け抜けた。

 ロシア戦(30-10)、アイルランド戦(19-12)、サモア戦(38-19)に続き、スコットランドも下してプールA首位通過を果たした日本は、20日の準々決勝で南アフリカと対戦する。(c)AFP