【10月14日 AFP】トルコ側部隊がシリアのクルド人勢力に対する攻撃を拡大する中、シリア北東部で13日、民間人少なくとも26人が死亡した。英国に拠点を置くNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が明らかにした。

 シリア人権監視団によると、死者26人のうち10人はトルコ側による空爆を受けて死亡した。

 民間人と記者らを乗せた車列が空爆を受けた。仏国営テレビ「フランス2(France 2)」のジャーナリストはツイッター(Twitter)に、空爆を受けた車列で移動しており「われわれのチームは無事だったが、複数の同業者が亡くなった」と投稿した。同監視団は記者1人が死亡したと述べたが、国籍は確認できていないとしている。

 9日にシリア北部で始まったトルコ側部隊による越境軍事作戦で、これまでに民間人少なくとも60人が死亡した。シリア人権監視団によれば、クルド人を主体とする民兵組織「シリア民主軍(SDF)」の戦闘員では104人が死亡した。

 国連(UN)によると、トルコの攻撃を受けて避難を余儀なくされた人の数は13万人に達している。(c)AFP