【10月11日 AFP】(更新、写真・図解追加)イランの国営テレビは11日、サウジアラビア西部の港湾都市ジッダ(Jeddah)の沖合でイラン船籍の石油タンカーが爆発・炎上し、紅海(Red Sea)に原油が流出していると報じた。ミサイル攻撃があったとの情報がある。

 タンカーを所有するイラン国営タンカー会社(NITC)の発表によると、「Sabiti号」はサウジ沖100キロ付近を航行中、2回にわたって爆発に見舞われた。「ミサイル攻撃を受けた可能性がある」という。

 NITCはまた、「乗組員は全員無事で、船体は安定している」と述べ、報道されたような火災は起きていないとしている。

 準国営のイラン学生通信(ISNA)は専門家の見解として、「テロ攻撃」の可能性は否定できないと伝えている。(c)AFP