【10月11日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領(41)が10日、首都キエフで12時間以上に及ぶ記者会見を行った。同国の記録管理当局は、記者会見の世界最長記録を更新したと発表した。

 元人気コメディアンのゼレンスキー氏は、5月に大統領に就任して以降初となる大々的な記者会見に臨んだ。会見が約8時間続いたところで記録管理当局の代表者が立ち上がり、世界記録を更新したことを伝えた。

 ゼレンスキー氏は驚いた様子を見せたが、自身は「控えめな」性格のため、記録更新を祝うことはしたくないとコメントした。

 ウクライナのメディアによると、これまでの最長記録を保持していたのはベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領で、7時間超の記者会見を行ったという。

 ゼレンスキー氏の政治手腕はまだ国際社会で立証されていないが、国内外から数百人の記者が会見場に集まり、交代で同氏に質問を投げ掛けた。

 同氏はウクライナ東部の紛争やロシアとの関係、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の弾劾調査に発展した電話会談などについて語った。(c)AFP