【10月13日 Xinhua News】中国と英国の研究者が7日、英誌「ネイチャー・エネルギー(Nature Energy)」にリポートを発表し、中国が石炭火力発電ユニットに対して行った超低排出改造は著しい効果を上げ、2017年末時点で、全てのタイプの火力発電ユニットが排出する二酸化硫黄などの汚染物質の量が大きく減少したと指摘した。

 ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)やケンブリッジ大学(University of Cambridge)、中国生態環境部環境工学評価センター、北京化工大学(Beijing University of Chemical Technology)、中国科学院数学・系統科学研究院などの機関の研究者が中国の石炭火力発電ユニットの超低排出改造の実施状況と排出削減効果に対する試算を共同で行った。

 その結果、中国では発電量が増え続けているが、2017年の全タイプの火力発電ユニットが排出する二酸化硫黄や窒素酸化物、ばいじんの量は2014年と比べていずれも減少。二酸化硫黄が221万トンから77万トンへ65%減少、窒素酸化物は311万トンから126万トンへ60%減少、ばいじんは52万トンから14万トンへ72%減少した。(c)Xinhua News/AFPBB News