【10月18日 CNS】製造業の規模は9年連続で世界一を維持し、200種を超える工業製品の生産量は世界一だ。世界最大の4Gネットワークを持ち、5G基準に必要な特許保有数も世界一だ…中国は建国以来70年の努力で、工業と情報化の発展は目覚ましいものがあり、総合的国力と国民の生活水準を大幅に引き上げる動力となっている。

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 工業・情報化部は今年6月、大手通信キャリアの中国電信(チャイナテレコム、China Telecom)、中国移動(チャイナモバイル、China Mobile)、中国聯合通信(チャイナ・ユニコム、China Unicom)、中国広電(China Broadcast Network)に5Gの営業許可証を発行し、中国が5G元年に入ったことを世に示した。4Gの時代に、中国は世界最大の4G網をつくり上げ、2019年5月の時点で同国における4Gユーザー数は12億人を超えた。

 同部の苗圩(Miao Wei)部長は、中国のモバイル通信産業は「2G時代は後ろから追いかけ、3G時代で突破、4G時代に肩を並べ、5G時代はけん引する」の歴史を経てきており、5G基準の必要な特許数も世界一だという。中国の5G基地局の建設は順調に進んでおり、北京だけを取ってみても、今年の年末までに、1万局以上の基地局を建設する予定だ。2018年末に、中国のデジタル経済の規模は31兆元(約460兆円)となり、GDPの1/3を占めるほどだ。

 同部の統計によると、2018年の移動電話のユーザーは15億7000万人に達し、1988年に比べ52.2万倍だ。インターネットユーザーは8億3000万人に達し、1997年に比べ1330倍を超える。

 情報通信技術と実体経済は深く融合し、新たな経済発展に活力を与えている。新中国成立の当初、中国の輸出商品の80%以上は1次産品だった。2000年以降は、工業製品が90%を超え、ハイテクや高付加価値製品が輸出の主力となり、世界の230を超える国々に「中国製造」を届けている。(c)CNS-新京報/JCM/AFPBB News