【10月6日 AFP】テニス、中国オープン(China Open 2019)は5日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は2-6、7-6(7-5)、7-5の逆転で第4シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)に勝利し、決勝進出を果たした。

 準々決勝で元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を下しているティエムは、ハチャノフに2時間40分強で勝利し、キャリア15勝目に王手をかけた。決勝では、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)との若手対決を7-6(8-6)、6-4で制した第3シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)と対戦する。

 またうれしいことに、ティエムはこれで、11月に英ロンドンで行われるシーズン最終戦のATPワールドツアー・ファイナルズ(ATP World Tour Finals 2019)出場も確定させた。

 ファイナルズ出場が決まったのは、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、ダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)に続いて5人目。またティエムにとっては4年連続の最終戦出場となった。

 ティエムは「個人的には、それがシーズン開幕当初の大きな目標の一つだったから、今年もたどり着くことができて、ものすごくうれしい」「もっとも、きょうの勝利だけが要因ではなく、シーズンを通じて頑張ってきた結果だ」とコメントした。(c)AFP