【10月5日 AFP】19MLBは4日、プレーオフのナ・リーグ地区シリーズ(5回戦制)第2戦が行われ、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)はブルペンに入ったマックス・シャーザー(Max Scherzer)の活躍などでロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)を4-2で下し、シリーズ戦績を1勝1敗の五分に戻した。

 前日のシリーズ開幕戦でドジャースに0-6で敗れたナショナルズは、8回に登板したシャーザーが相手打線を圧倒した。また、9回にはクローザーのダニエル・ハドソン(Daniel Hudson)が満塁のピンチをしのぎ、「ここ(ドジャースの本拠地)で1勝する必要があった」「特に10月は本当にプレーするのが難しい場所だから、1勝1敗で終えられたのは最高だ」とコメントした。

 ナショナルズはスティーブン・ストラスバーグ(Stephen Strasburg)がキャリア最短の間隔で先発登板し、5回途中まで完璧なピッチングを披露。この日は6回を投げて1失点10奪三振の力投を見せた。

 シャーザーが8回に期待通りの投球をした一方で、このところ不振にあえいでいるナショナルズのブルペン陣は、32歳のハドソンが2死から満塁のピンチを迎えたものの、最後にコーリー・シーガー(Corey Seager)を三振に仕留めてセーブを記録した。

 一方、2017年にはヒューストン・アストロズ(Houston Astros)、昨年はボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)に敗れたワールドシリーズに3季連続の出場を目指しているドジャースは、ストラスバーグとのスーパースター対決に臨んだ先発のレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw)がナショナルズ打線につかまり、2回までに3点を許してしまった。

 これでカーショウはプレーオフの通算成績が9勝11敗、防御率4.33となった。

 もう一つのナ・リーグ地区シリーズでは、マイク・フォルティネビッチ(Mike Foltynewicz)が堅実な投球で7回を無失点に抑えたアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)が、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)を3-0で下し、こちらもシリーズ戦績を1勝1敗のタイに戻した。(c)AFP