【10月4日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)で活躍した元イタリア代表MFクラウディオ・マルキジオ(Claudio Marchisio)が3日、現役引退を発表した。

 イタリア代表として55試合に出場し、スペインに敗れた2012年の欧州選手権(UEFA Euro 2012)決勝でもプレーした33歳のマルキジオは、7歳のときにユベントスのユースに加入し、「Il Principino(小さな王子)」という愛称で呼ばれた。

 ユベントス・スタジアム(Juventus Stadium)で行われた記者会見で、マルキジオは「ユーベでプレーすることを夢見たトリノ(Turin)の一少年だったが、それをかなえることができた」と語った。

 2006年にプロデビューを飾ったマルキジオは、ユベントスに在籍した12シーズンで約400試合に出場し、7度のリーグ制覇と4度のイタリア杯(Italian Cup)優勝を果たした。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の決勝でも2度にわたってプレーしたが、チームはFCバルセロナ(FC Barcelona)とレアル・マドリード(Real Madrid)に敗れた。

 2016年に膝に深刻なけがをしてからプレーレベルは低下し、昨年8月にユベントスを退団。その後はロシア1部リーグのFCゼニト(FC Zenit)に加入したが、昨シーズンはリーグ優勝を果たしたチームで出場機会が少なかった。(c)AFP