【10月3日 AFP】イラン学生通信(ISNA)は2日、外国人と結婚したイラン人女性が今後、子どもにイラン国籍を引き継がせることが可能になると報じた。

 報道によると、国会決議に対して拒否権を持つ「監督評議会(Guardian Council)」が、法案を承認した。主にアフガニスタン人と結婚したイラン人女性に影響が及び、その子どもたちに社会権が付与されるという。

 監督評議会は、法案が憲法とイスラム法に準拠しているか厳しく審査する機関であり、これまで2度同法案を拒否していた。

 地元メディアによると、国籍は自動的には付与されないが、子どもが18歳になる前に母親が当局に申請すれば付与されるという。また、国籍は遡及(そきゅう)適用される。

 イランには約300万人のアフガニスタン人が住み、その多くがイラン人女性と結婚している。(c)AFP