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【10月2日 AFP】太平洋のコロンビア沖で、麻薬を密輸していたとみられる船が難破し、乗っていた男3人がコカインの包みに長時間つかまり続けて九死に一生を得る事件があった。コロンビア海軍が1日、明らかにした。

 同国の麻薬取締当局の幹部によると、コロンビア人の男3人は9月28日に南西部沿岸のトゥマコ(Tumaco)からコカイン1.2トンを密輸しようとしたところ、乗っていた船が波にあおられ転覆したという。

 3人はサメが出没する海の中に7時間近くおり、その後トゥマコ沖約56キロで沿岸警備隊に救助された。

 幹部は「警備隊が現場に到着すると、3人は麻薬(の包み)に似た特徴を持つものの上に浮かんでいた」と述べた。

 浮いていた包みの中身はコカインの陽性反応を示し、3人は包みと一緒に陸まで連行された。

 3人に健康上の問題はなく、麻薬密売の罪で訴追される見通し。

 映像はコロンビア海軍が9月28日撮影、10月1日提供。(c)AFP