【9月30日 AFP】わずか1歳半で両脚を失った少女が27日、フランス・パリのエッフェル塔(Eiffel Tower)で行われたファッションショーに参加し、キャットウオークを歩いた。

 英バーミンガム(Birmingham)出身のデイジーメイ・デメトレ(Daisy-May Demetre)さん(9)はこの日、フランスの高級子ども服ブランドのショーに参加。この経験は「自分はきれいで特別なんだと感じさせる」とAFPに語った。

 腓骨(ひこつ)の部分欠損や完全欠損が生じる先天性の病気を患って生まれたデイジーメイさんは、幼児期に両脚の切断を余儀なくされた。その後義足を装着し、歩き方を覚えた。

 デイジーメイさんがこのブランドのモデルとしてファッションショーに参加したのは、米ニューヨークと英ロンドンのファッションウィークに続き、3度目。

 父のアレックスさんは、障害者のコミュニティーが娘を支援してくれたと述べ、「彼女は頭の中に抱くどんな目標も、自分で選んだどんなことも、成し遂げることができると思う。親として、最高の気分だ」と語った。

 映像は27日撮影。(c)AFP