【9月30日 AFP】米大リーグ(MLB)のシカゴ・カブス(Chicago Cubs)は29日、ジョー・マッドン(Joe Maddon)監督が退任することになったと発表した。プレーオフ進出を逃したチームは、変化が必要だと述べている。

 マッドン監督は、カブスに108年ぶりとなるワールドシリーズのタイトルをもたらした指揮官として今後も記憶され続けるだろうが、チームは今季、同監督の下で初めてポストシーズン進出を逃した。

 カブスのテオ・エプスタイン(Theo Epstein)会長は「われわれは転換期にある」「変化が必要だった」とコメントした。

 5年契約の最終年でチームを離れることになったマッドン監督は、最初の4シーズンで92勝以上を挙げ、ワールドシリーズを制した2016年には103勝58敗という成績を収めた。

 同日に行われたシーズン最終戦では、カブスを9-0で下したセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)のナ・リーグ中地区優勝が決まった。カージナルスは、10月3日から始まる地区シリーズ(5回戦制)でアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)と対戦する。

 ナ・リーグ中地区で2位に入ったミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)は、同1日に行われるワイルドカードゲームでワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)と顔を合わせ、その勝利チームはロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)との地区シリーズに臨む。

 また、ピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)も、チームを9シーズン率いたクリント・ハードル(Clint Hurdle)監督を解任したと発表している。(c)AFP