【9月29日 AFP】夫のヘンリー英王子(Prince Harry)、長男アーチー(Archie)ちゃんと共に南アフリカを公式訪問している英国のメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)が、性暴力被害者への連帯を示すため、ケープタウンで女子大生が殺害された事件の現場を訪れていたことが分かった。南アフリカは女性にとって世界で最も危険な国の一つ。

 事件は先月、港湾都市ケープタウンで市内の大学に通うウイネーネ・モヘットヤーナ(Uyinene Mrwetyana)さん(19)がレイプされた上に殺害されたもの。現場を訪れたメーガン妃はモヘットヤーナさんを悼み、手すりに黄色いリボンを結んだ。

 メーガン妃の現場訪問は数日前、非公式に行われたが、28日になってヘンリー王子とメーガン妃の公式インスタグラム(Instagram)に写真が投稿された。メーガン妃はモヘットヤーナさんの母親にも面会し、弔意を表したという。

 公式データによると、南アフリカでは女性に対する暴力がまん延しており、1日に約140件の性暴力事件が発生。8月だけでも、30人以上の女性が配偶者に殺害されている。(c)AFP