【9月27日 AFP】フランス国民議会(下院)は27日、女性の同性愛者や独身女性が、提供された精子を使って子をもうけることを認める法案を可決した。この法案は国内で物議を呼んでおり、既に来月抗議デモが予定されている。

 同国では現在、体外受精(IVF)などの生殖医療技術を利用する権利は異性愛カップルに対してのみ与えられている。

 法案が成立するためには、今後上院で可決される必要がある。

 この法案は、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)氏が2017年に大統領就任後、最大となる社会改革を象徴するものだが、これにより「父親のない」子どもたちが生まれるとして、保守層だけでなく与党内部からも怒りが噴出している。(c)AFP