【9月27日 AFP】米大リーグ(MLB)のミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)は26日、MLB史上初となるシーズン300本塁打を達成し、前日のア・リーグ中地区制覇に花を添えた。

 ジョナサン・スクープ(Jonathan Schoop)が7回に打った2点本塁打は、ツインズにとって今シーズンの第300号となり、その直後にはウィリアンズ・アストゥディージョ(Willians Astudillo)もチーム通算301本目となるソロ本塁打を放った。

 25日に2010年以来となる地区優勝を果たしたばかりのツインズは、初の4安打となったアストゥディージョの活躍などでタイガースに10-4で勝利。今季ここまでに挙げた99勝は、レギュラーシーズンで102勝60敗という成績を収めた1965年の後では最多の勝利数となる。

 ツインズはカンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)とのビジター3連戦を残しており、仮に3連勝を飾れば球団の最多勝利記録に並ぶ。

 ツインズのロコ・バルデッリ(Rocco Baldelli)監督は26日の試合前、「今季は多く勝てている」と話していた。「非常に良い状況に立てている。今置かれている立ち位置は、まさに求めていたもの」

 今シーズンのMLBではツインズの他、アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)、シンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)、ミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)、ニューヨーク・メッツ(New York Mets)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)、オークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)、サンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)の計13チームが、1シーズンにおける本塁打数を更新している。

 また、アリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona Diamondbacks)とクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)も、このペースでいけばレギュラーシーズンが終了する29日までに本塁打数の新記録を樹立する可能性もある。(c)AFP