【9月25日 AFP】男子テニス、珠海選手権(Zhuhai Championships 2019)は24日、シングルス1回戦が行われ、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)はテニス・サングレン(Tennys Sandgren、米国)に6-3、6-7(6-8)、6-1で勝利した。1月に行った股関節の手術後、これがシングルスでは初のツアー白星となったマレーは「今までで最も苦労して手にした一勝」と振り返った。

 現在世界ランキング413位に沈んでいる元ナンバーワンのマレーは、手術後は主にダブルスの試合に出場していたが、最近では下部のATPチャレンジャーツアー(ATP Challenger Tour)でシングルスにも挑戦していた。

 疲れ切った様子を見せながらも、2時間半を超える過酷な一戦を制したマレーは、2回戦で大会第7シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)と対戦する。

 マレーは試合後の記者会見で「いろいろな意味で、今までで最も苦労して手にした一勝」「まだ前進し、向上していることが分かったのは良かった」とコメント。また、復帰後では最も長い試合だったと振り返り、「今夜は非常に良い試合をものにできたが、あしたになって体がどう反応するかだ」と話した。

「手術後、ツアーで初勝利を挙げるのが重要だった」と続けた四大大会(グランドスラム)3勝の元王者は、疲れはしたが股関節の状態は良いと認めた。「そこに痛みを感じずプレーできるようになりとてもうれしい」 (c)AFP/Peter STEBBINGS