【9月24日 AFP】米テキサス州ダラス(Dallas)の警察は23日、同国プロバスケットボール(NBA)の元選手で、3x3(スリーバイスリー)のプロリーグBIG3でもキャリアを続けていたアンドレ・エメット(Andre Emmett)が銃撃されて死亡したと発表した。

 警察の発表によると、エメットは同日午前2時30分(日本時間同日午後16時30分)頃に自宅の外で車の中にいたところ、銃を手に持った2人が接近。短い口論の末に逃げたものの銃で撃たれ、その後通行人に発見されたが、搬送先の病院で亡くなったという。

 ヒップホップ界のアイコンとして知られるアイス・キューブ(Ice Cube)が発足させたBIG3は「アンドレ・エメットの突然で悲劇的な死に衝撃を受けている」「アンドレは2シーズンにわたりBIG3の一員として過ごし、いつも笑顔を絶やさなかった。他人に優しく気さくな人柄で、一緒にいて楽しい人物だった」とのコメント文を発表した。

 エメットは2004年のNBAドラフトでシアトル・スーパーソニックス(Seattle SuperSonics、現オクラホマシティ・サンダー<Oklahoma City Thunder>)から指名を受けた後、メンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)とニュージャージー・ネッツ(New Jersey Nets、現ブルックリン・ネッツ<Brooklyn Nets>)で2シーズンプレーしたほか、中国やレバノン、メキシコ、プエルトリコでもプロ選手として活躍した。

 母校であるテキサス工科大学(Texas Tech University)のバスケットボール部は、ツイッター(Twitter)でエメットを「素晴らしい人物」とたたえ、「あなたが一緒につくり出してくれた多くの素晴らしい思い出に感謝します」「テキサス工科ファミリー全員に刺激を与えてくれてありがとう」と哀悼の意を表した。(c)AFP