【9月22日 AFP】19F1第15戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2019)は21日、予選が行われ、フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)がポールポジションを獲得し、驚異のグランプリ3連勝を視界に収めた。

 メルセデスAMG(Mercedes AMG)の王者ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)がルクレールとともに最前列に並び、フェラーリのセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が3番手に入った。レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が4番手、メルセデスのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が5番手で続いた。

 フェラーリのマシンは、パワーを生かしやすかったベルギーGP(Belgian Grand Prix 2019)とイタリアGP(Italian Grand Prix 2019)とは異なり、23個のコーナーがあるコースで夜間に行われるシンガポールGPでは戦えないとみられていたが、ルクレールとベッテルはメルセデスやレッドブル勢有利との事前の予想を覆して上位に食い込んだ。

 最後に1分36秒217の最速タイムを刻み、今季5回目のポールを獲得したルクレールは、「きょうはものすごくうれしい。良いラップだったがミスもいくつかあった」「チームに感謝しなくちゃならない。新しい要素をいくつか持ち込んで、それがうまく機能した。僕も金曜日はひどかったが、きょうはそこから頑張ったのが報われた」と話した。

 年間優勝争いでは、残り7戦でハミルトンが2位のボッタスに63ポイントの差をつけている。6回目の年間王者を目指すハミルトンは、今季9勝目に向けて、決勝では積極的に攻めていくと話した。

 1分36秒408を記録したハミルトンは、「フェラーリがどうやってスピードを上げたのかは分からないが、彼らは素晴らしい仕事をした」「彼らと一緒にフロントローに入れて本当に満足だ。あしたはアグレッシブにいきたい」とコメントした。

 レッドブルのアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)が6番手に入り、マクラーレン(McLaren)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)、ルノー(Renault)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)とニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)、マクラーレンのランド・ノリス(Lando Norris)がこれに続いている。(c)AFP