【9月19日 AFP】米CBSニュース(CBS News)は18日、先週末のサウジアラビア石油施設への攻撃に関するある米政府関係者の話として、イランの最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師がこれを承認していたと報じた。

 CBSは、この政府関係者の氏名や情報入手の経緯は明かしていないが、ハメネイ師が、イランの関与が否定される方法で実施される場合に限って攻撃を承認したと伝えた。

 さらに、イランに不利になる最大の証拠に未公開の衛星写真があり、そこにはイラン革命防衛隊(IRGC)が南西部アフワズ(Ahvaz)の空軍基地で攻撃の準備をしている様子が捉えられているという、複数の政府関係者の話も引用。

 この衛星写真の重要性が明らかになったのは後になってからであり、ある関係者は「われわれは完全に不意を突かれた」と述べたとしている。

 一方イラン国営メディアは、同国政府が16日、米国の利益代表部を担う在イランのスイス大使館を通じて米国に外交文書を送り、攻撃への関与を全面否定し、自国に対し何らかの行動が取られた場合は即時対応すると警告したと伝えている。(c)AFP