【9月13日 AFP】バハマ国家緊急管理庁(NEMA)は12日、ハリケーン「ドリアン(Dorian)」によって行方が分からなくなっている人が依然として1300人いると発表した。

 行方不明者は先に2500人と発表されていたが、避難所にいる被災者と名前を照合した結果、減少した。

 ドリアンは5段階のうち最も勢力の強い「カテゴリー5」の状態でバハマに上陸し、甚大な被害を与えた。バハマ当局によると、ドリアンによる死者数は現時点で50人だが、今後大きく増える見通し。

 同国のヒューバート・イングラハム(Hubert Ingraham)元首相は、最終的に死者数は数百人に達する恐れがあると表明。被害の大きかった2島に言及し、「アバコ(Abaco)島では数百人、グランドバハマ(Grand Bahama)島でもかなりの数の死者が出た」とした。

 映像は現地での捜索活動、10日撮影。(c)AFP